「教えて千種先生!締切り迫る!まだ間に合う?子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種」
当院でも連日かなりの問い合わせをいただいている子宮頚癌ワクチンキャッチアップ接種について解説します。
🔴空白の世代とは?
2013年4月、小学校6年生から高校1年生にあたる女子を対象に定期接種化されたHPVワクチン。
副反応に関する報告や報道が相次ぎ、厚生労働省は予防接種を勧める積極的な勧奨を開始からわずか2カ月で停止。
その後、専門家会議で「接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回る」と認められ2022年4月から積極的勧奨が再開されたが、この積極的勧奨の停止によって生まれたのが、HPVワクチン接種の空白世代。現在、この空白の世代に向け、公費での接種の機会を提供する「キャッチアップ接種」を推進しています。
🔴キャッチアップ接種対象者は?
1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女の子
(過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方)
🔴いつまでに1回目を打てばいい?
キャッチアップ接種の対象者(2024年度に17歳~27歳になる方)が、標準的な接種間隔で、公費での3回接種を完了するためには、2024年9月末までに1回目の接種をする必要があります。
Q&A
Q:大学生ですが、実家が遠方で接種券が手元にありません。実家に帰らないと打てないですか?
A:原則は住民票を登録している市区町村で接種を行うことになっていますが、一時的に住んでいる市区町村でも接種できる場合があります。お近くの自治体に問い合わせてみましょう。
Q:クーポンをなくしてしまいました。
A:万が一、案内やクーポンを失くしてしまっても自治体によってはHPVワクチン接種を受けることができる場合があります。
住民登録のある自治体に問い合わせましょう。
Q:もし9月までに間に合わなかったらワクチンは打てないの?
A:定期接種とキャッチアップ接種対象年齢を超えた方は、自費で接種することが可能です。自費での接種を希望される場合は、お近くの医療機関でご相談ください。
最も高価な9価ワクチンを自費で接種した場合の費用は、3回で約10万円となります。
🔴まとめ
接種を考えている方は2024年9月30日までに1回目を打ちましょう
積極的勧奨差し控えの影響により、キャッチアップ接種がなければ、子宮頸がんで命を落とす女性が毎年度1100人ずつ出現するとの推計もあります。
接種機会を逃してしまった人で接種を考えている方は是非ご相談ください。
ちぐさ内科クリニック覚王山
内科/美容内科/美容皮膚科
内科医 美容皮膚科医 近藤千種
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