ED治療について

内科医師の処方で安心のED治療
当院は保険診療が主たる内科クリニックであり、ED薬の処方で受診しているとは外から分からない環境です。
また、女性医師が丁寧に対応しますので、初めての方や男性医師に抵抗がある方も安心してご相談いただけます。
EDは決して“特別なこと”ではありません
実際には40代以上の男性の3人に1人がEDに該当すると言われており、
加齢や生活習慣病、ストレスなどがきっかけで誰にでも起こりうる症状です。
EDの自覚があっても、「恥ずかしい」「怖い」「面倒くさい」「薬に頼るのは抵抗がある」といった理由で、
治療に踏み出せない方も少なくありません。
しかし、ED治療は性生活に潤いをもたらすだけでなく、
生活習慣病の予防や進行抑制、ひいては血管系のアンチエイジングにも繋がる可能性が示唆されています。
「ひょっとしたらEDかも?」と思ったら、おひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
保険外の自由診療
(オンライン診療も対応可)
処方は1錠からOK。
まとめて処方も可能
診察において、不必要な
触診や羞恥心を伴う検査は
原則として行いません
患者様のプライバシーに
配慮し、問診と必要な
検査のみで診断を行います
EDとはどんな症状?

ED(勃起障害)というと「まったく勃起しなくなること」と思われがちですが、実際にはもっと幅広い症状を含みます。
たとえば…
- 勃起するまでに時間がかかる
- 勃起しても持続時間が短い
- 性交渉の途中で萎えてしまう
- 十分な硬さが得られないため挿入が困難である
- 以前は容易に勃起できていたのに、最近は勃起しにくくなったと感じる
上記のような症状が頻繁に認められ、ご本人またはパートナーが「満足な性交ができない」と感じている場合、それはEDの可能性が高いと考えられます。
勃起や射精ができていても、どこか不安や違和感があるなら、それは受診のサインかもしれません。

「朝立ちしない」はEDのサイン?
- 健康な男性は、睡眠中に性的興奮とは無関係に**1晩に数回の生理的な勃起(夜間陰茎勃起:Nocturnal Penile Tumescence, NPT)**が起こっています。
そのうち目覚める直前のものが「朝立ち」ですが、この朝立ちが減ってきた・なくなったというのは、勃起力が低下してきている可能性があり、EDの早期サインかもしれません。

マスターベーションできれば問題ない?
- 「朝立ちはないけど、マスターベーションはできるから大丈夫」と思っていませんか?
実は、マスターベーションができるかどうかはEDの判定にはあまり関係がありません。
マスターベーションはリラックスした環境で行うことが多く、副交感神経が優位になるため勃起しやすい状態です。
一方で、性行為はパートナーとの関係や心理的な緊張が加わるため、交感神経が優位になり、勃起しにくくなることがあります。
したがって、マスターベーションが可能であっても、性行為時に十分な勃起が得られない場合は、EDの可能性があります。
EDはなぜ起こるの?
ED(勃起障害)は、単に「年齢のせい」だけではありません。
勃起のしくみと、それを妨げる要因を理解することで、EDの本質が見えてきます。

勃起とはどういう現象?
- 勃起とは、性的な興奮によって陰茎の「海綿体」という組織に血液が急速かつ大量に流れ込むことで起こる生理現象です。
この血流の調節において重要な役割を果たすのが、血管拡張作用を有する一酸化窒素(NO)です。性的刺激が脳に伝達されると、神経終末や血管内皮細胞からNOが遊離・産生されます。NOは、海綿体平滑筋を弛緩させ、海綿体内の血管や腔隙(ラクーナ)を拡張させることで、動脈血の流入を促進し、静脈血の流出を抑制します。これにより、海綿体内の圧力が上昇し、陰茎が硬化・増大します。
しかし、さまざまな要因によってNOの産生や作用が低下すると、勃起がうまくいかなくなったり、維持できなくなったりします。

勃起を妨げる代表的な要因
酸化ストレスの増加
内臓脂肪が増えると活性酸素が発生しやすくなり、血管内皮細胞における一酸化窒素(NO)のバイオアベイラビリティ(利用能)を低下させます。また、酸化ストレスは血管壁の硬化(動脈硬化)を進行させ、陰茎への十分な血流供給を妨げる要因となります。
加齢による血管・神経の変化
年齢を重ねると、全身の血管の柔軟性が低下し、動脈硬化が進行します。陰茎の血管も同様に変化し、勃起に必要な血液を十分に供給できなくなることがあります。また、神経伝達物質の減少や神経線維の変性など、神経系の機能低下も勃起反応を減弱させる要因となります。
男性ホルモン
(テストステロン)の減少
テストステロンは性欲や勃起力を支える重要なホルモンです。
加齢、慢性的なストレス、睡眠不足、肥満、特定の薬剤の使用などによりテストステロンの分泌が低下すると、NOの産生や作用が減弱し、勃起機能に悪影響を及ぼすことがあります。ただし、テストステロン低下単独でEDを引き起こす例は比較的少なく、他の要因との複合的な関与が示唆されています。
EDのタイプと治療薬の効きやすさ
EDは主に4つのタイプに分類されますが、多くの方は複数の原因が重なって発症しています。
それぞれのタイプと、ED治療薬(PDE5阻害薬)がどの程度効果を発揮するかを以下にまとめました。
EDのタイプと治療薬の効果
タイプ | 原因・特徴 | 治療薬の効果 | 備考 |
---|---|---|---|
心因性ED | ストレスや不安、緊張、うつ状態などによる神経伝達の妨げ | △〜◯ 効果あり |
心理的な要因が残存する場合でも、勃起を補助する効果は期待できますが、根本的な治療には心理療法などが重要です安心感やパートナーとの関係性も重要。 |
器質性ED | 糖尿病・高血圧などの生活習慣病、加齢、神経や血管の異常による血流不足やホルモンの影響 | ◎ 非常に効果的 |
PDE5阻害薬の本領発揮。血管拡張により勃起を助けます。ただし重度の血管障害や神経障害を伴う場合は、効果が限定的なこともあります。 |
混合型ED | 心因性と器質性の両方が絡んでいる状態。実際にはこのタイプが最も多いと言われている | ◯ 多くの方に 有効 |
双方向からのアプローチが必要。治療と並行して生活改善が重要。 |
薬剤性ED・ その他 |
降圧剤・抗うつ薬など一部の薬の副作用、または明確な原因が見つからないケース | △ 限定的 |
原因薬を中止しないと改善しないことも。薬の見直しや生活習慣の改善が必要になります。 |
ED治療薬はすべてのタイプに万能ではありませんが、
とくに「血流の改善が必要なケース」では高い効果が期待できます。
いずれのタイプにおいても生活習慣の改善がEDの予防や治療には重要です。
※病型によっては陰圧閉鎖療法、血管拡張薬の局所注射、手術療法、テストステロン補充療法などが考慮される場合もあります。
当院のED外来

内科クリニックだからこそ、
総合的な視点でサポート
EDは「性機能だけの問題」ではなく、生活習慣病や心臓・血管の病気のサインとして現れることも多くあります。
実際、臨床研究においては以下の報告がなされています。
- 心筋梗塞や狭心症の既往のある患者の多くが、冠動脈イベント発症前にEDを自覚していたという報告があります。
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を有する患者の20〜40%がEDを合併しているという疫学データが存在します。
これらの背景から、EDは「体のSOS」と捉え、全身の健康状態を評価する重要な指標と認識することが大切です。
当院のED外来では…
女性医師による問診と
丁寧な説明で、
はじめての方でも安心
ED治療だけでなく、
基礎疾患の有無も含めた
総合的な視点でサポート
必要に応じて、
血液検査や健康診断などの
フォローアップも可能
「ただ薬を出すだけ」ではない、
内科医だからこその安心・信頼できるED治療を目指しています。
ED治療は内服が基本です
ED治療は、陰茎への処置や触診ではなく、PDE5阻害薬という内服薬での治療が主流です。
基本的に診察室では問診だけで処方が可能です。
当院ではオンライン診療も対応しており、ご来院なしでのお薬の処方も可能です。
※症状やご希望の内容によっては、必要に応じて対面での診察や検査をお願いする場合があります。
治療薬の特徴と違い
- シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)
-
- 特徴:ED治療薬として最も有名。効果発現が比較的早く、効果も強いとされています。
- 効果持続時間:3〜5時間。性行為の1時間前に服用推奨。
- 食事・アルコールの影響:食後は効果が減弱しやすい。空腹時の服用がベスト。アルコールの過剰摂取は、EDを悪化させる可能性や、シルデナフィルの副作用を増強する可能性があるため、控えることが推奨されます。
- 副作用:顔の火照り、頭痛、鼻づまりなど。まれに視覚異常(色覚異常、光過敏など)が報告されています。
- 併用禁忌薬:硝酸薬(ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)をはじめとするNO(一酸化窒素)供与薬との併用は禁忌。併用により、重篤な血圧低下を引き起こす可能性があります。
- バルデナフィル(レビトラのジェネリック)
-
- 特徴:シルデナフィルより早く効き、効果もやや強め。
- 効果持続時間:5〜8時間程度。性行為の1時間前に服用。
- 食事・アルコールの影響:食事の影響は少なめ。適度な量のアルコール摂取は一般的に許容されますが、過剰なアルコール摂取はEDを悪化させる可能性や、バルデナフィルの副作用を増強する可能性があるため、控えることが推奨されます。
- 副作用:顔のほてり、頭痛、鼻づまり。視覚異常(色覚異常、光過敏など)の報告は少ない。
- 併用禁忌薬:硝酸薬(ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)およびリオシグアトとの併用は禁忌です。併用により、重篤な血圧低下を引き起こす可能性があります。
- タダラフィル(シアリスのジェネリック)
-
- 特徴:「ウィークエンドピル」とも呼ばれる長時間型。自然な勃起に近い。
- 効果持続時間:24〜36時間。日をまたいで効果が続くため服用後、時間を気にせずに性行為に臨むことができます。
- 食事・アルコールの影響:ほぼ影響なし。使いやすさが特長。適度な量のアルコール摂取は一般的に許容されますが、過剰なアルコール摂取はEDを悪化させる可能性や、タダラフィルの副作用を増強する可能性があるため、控えることが推奨されます。
- 副作用:頭痛、鼻づまり、筋肉痛など。
併用禁忌薬:硝酸薬、α遮断薬(症状により医師判断)。
- ポゼット(ダポキセチン)※早漏治療薬
-
- 特徴:射精までの時間を延長させる。ED治療薬との併用で「勃起+早漏」の両方に対応可能。
- 効果持続時間:服用後1〜3時間で効果発現、持続時間は約4〜6時間。
- 食事・アルコールの影響:空腹時が望ましい。アルコールとの併用で副作用(めまい、失神など)のリスクが高まるため併用不可。
- 副作用:吐き気、めまい、頭痛、下痢など。
併用禁忌薬:MAO阻害薬、チオリダジンなど。一部の抗うつ薬・抗真菌薬などとの併用注意あり。
おすすめの処方例

初めての方におすすめ
- シルデナフィル 50mg(1錠からOK)
- 効果の現れ方や副作用の有無を確認するため、まずは1回から試したい方に。

飲み比べを希望する方
- シルデナフィル/バルデナフィル/タダラフィルの中から各1錠ずつ処方
- ご自身に合った薬剤を見つけるために、複数の種類を試して比較できます。

タイミング重視・即効性を求める方
- バルデナフィル 10mgまたは20mg
- 食事の影響も受けにくく、服用後15〜30分ほどで効果が出始めます。

週末などに自然な流れで使用したい方
- タダラフィル 20mg
- 効果が24〜36時間持続し、時間を気にせず行動できます。「ウィークエンドピル」とも呼ばれます。

早漏が気になる方や自信を高めたい方
- シルデナフィル+ポゼット(ダポキセチン)
- 勃起力と射精コントロールの両方をサポート。大切なシーンでの不安を軽減したい方におすすめです。
治療に伴う副作用と注意事項
ED治療の適応とならない、または慎重な対応が必要な方
以下に該当する患者様には、ED治療薬の処方を見送らせていただくか、
慎重な判断のもとで処方を行います。
- 硝酸薬(ニトログリセリン、亜硝酸アミルなど)を使用している方
- 重大な心血管疾患(不安定狭心症、コントロール不良の重症心不全、最近3ヶ月以内の心筋梗塞・脳梗塞など)の既往または合併がある方
- 重度の肝機能障害または腎機能障害のある方
- 網膜色素変性症の患者様(PDE5阻害薬の種類によっては禁忌となる場合があります)
- 過去にED治療薬で重篤な副作用を経験したことがある方
重要な注意点
上記以外にも、患者様の既往歴や合併症、内服中の薬剤によっては、ED治療薬の投与が不適切である場合があります。必ず医師が患者様の状態を総合的に評価し、判断いたします。自己判断での服用は危険ですので、絶対におやめください。
副作用・併用注意事項
よくある副作用
顔の火照り、頭痛、鼻づまり、消化不良、背部痛、ほてり
まれな副作用
視覚異常(色調変化など)、NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症) ※国内報告はなし
併用注意
以下の物質や薬剤との併用には注意が必要です。
・グレープフルーツおよびグレープフルーツジュース:PDE5阻害薬の血中濃度を上昇させ、副作用を増強する可能性があります。
・アルコール:過剰な摂取はEDを悪化させる可能性や、PDE5阻害薬の副作用を増強する可能性があります。
・降圧薬:PDE5阻害薬との併用により、血圧が過度に低下する可能性があります。
・利尿薬:脱水を引き起こし、PDE5阻害薬の副作用を増強する可能性があります。
上記以外にも、患者様の状態や内服中の薬剤によっては、予期せぬ相互作用が生じる可能性があります。必ず現在服用しているすべての薬剤(市販薬、サプリメントを含む)を伝え、指示に従ってください。
費用
初診料 | 3,300円 |
---|---|
再診料 | 0円 |
※価格は税込みです。
ED治療薬価格
シルデナフィル50mg | 1錠 | 1,100円 |
---|---|---|
10錠 | 9,900円 (1錠あたり990円) |
|
バルデナフィル10mg | 1錠 | 1,400円 |
10錠 | 12,100円(1錠あたり1,210円) | |
バルデナフィル20mg | 1錠 | 1,650円 |
10錠 | 13,200円(1錠あたり1,320円) | |
タダラフィル20mg | 1錠 | 1,800円 |
10錠 | 14,300円(1錠あたり1,430円) | |
ポゼット(早漏防止薬)60mg | 1錠 | 1,100円 |
10錠 | 9,900円(1錠あたり990円) | |
お試し5種セット | 各1錠(シルデナフィル50mg、バルデナフィル10mg/20mg、タダラフィル20mg、ポゼット) | 6,600円(特別価格)※初診時限定・お一人様1回まで |
※価格は税込みです。
※ オンライン診療は別途手数料や送料がかかります。
EDに関するよくあるご質問(FAQ)
ED治療薬で早期に改善されますか?
ED治療薬は、勃起機能を速やかに改善する効果が期待できます。しかし、原因によっては効果が得られにくい場合や、他の治療法がより適切な場合もあります。また、原則として射精機能には直接的な影響はありません。
ED治療薬を使うと感度が落ちることはありますか?
性的刺激に対する感度が低下するという報告はありません。
ED治療薬は飲み続けても大丈夫ですか?
多くのED治療薬は、医師の指示に従い、用法・用量を守って服用すれば、長期的な使用も安全であるとされています。ただし、1日に複数回服用することは避け、必ず医師の指示に従ってください。
ED治療薬を毎日飲むとどうなりますか?
性行為の予定が毎日ある方であれば、連日の服用も可能です。ただし、1日1回・24時間以上の間隔を空ける必要があります。
毎日の服用によって「自信がついた」「安心できる」という精神的メリットを感じる方も多いようです。
一方、性行為の頻度が少ない方には、毎日の服用は必須ではありません。
他人からもらった薬を使ってもいいですか?
絶対にやめてください。ED治療薬は、個々の患者様の状態に合わせて処方される医療用医薬品です。他人から譲り受けた薬を使用すると、副作用や健康被害、法律に触れる可能性もあります。必ず医師の診察を受け、処方された薬を使用してください。
精密検査は必要ですか?
原則として、EDの診断に必ずしも精密検査が必要となるわけではありません。多くの場合、詳細な問診に基づいて診断と処方が可能です。ただし、医師が必要と判断した場合には、血液検査などの追加検査を行うことがあります。
ED治療薬を女性が飲むとどうなりますか?
ED治療薬は男性向けに開発された薬剤です。女性に対しての有効性や安全性は確認されていないため、絶対に服用しないでください。
オンライン診療は可能ですか?
はい、当院ではスマートフォンやPCを用いたオンライン診療による処方も可能です。お気軽にご相談ください。
誰にも知られずに使いたい
タダラフィル(シアリスおよびそのジェネリック医薬品)は、効果持続時間が長いため、服用タイミングを比較的柔軟に調整しやすいという特徴があります。
1錠から処方可能?
はい、すべて1錠から処方可能です。各種類1錠ずつなどお試しにも対応しております。