みなさん、こんにちは☺️
お盆も過ぎ、真夏の暑さのピークはまもなく過ぎ去りそうな予感ですが、台風の影響などもありまだまだ湿度が高い時期が続きそうですね。
今回は最近また当院を受診される患者様でも増加してきたコロナ罹患後症状(いわゆる後遺症)について解説します。
【新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)とは】
新型コロナに罹患した後に、感染性は消失したにもかかわらず、他に原因が明らかでなく、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じる症状の全般をさしています。
WHO(世界保健機関)は「新型コロナウイルス患者数の発症から通常3ヵ月間以内にみられ、少なくとも2ヵ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの」と、定義しています。
【後遺症ってどんな症状?】
代表的な罹患後症状は以下のものですが世界中で報告された症状は200種類を超えるとも言われています。
🔴全身症状
倦怠感・疲労感、関節痛、筋肉痛、筋力低下
🔴呼吸器症状
息苦しさ、咳、痰
🔴循環器症状
胸痛、動悸
🔴消化器症状
腹痛、下痢
🔴精神・神経症状
抑うつ、記憶障害、集中力の低下、睡眠障害
🔴その他
頭痛、味覚障害、嗅覚障害、脱毛
【後遺症の頻度は?】
後遺症がどれくらいの頻度で発生するかについては、研究によって定義の方法や調査方法が異なるため一概に比較することは困難ですが、東京感染症対策センターの調査では、新型コロナ感染者のうち23パーセントが後遺症の疑いがあり、その87パーセントの人が日常生活への支障があったという報告も。
WHOは、これまでの研究によるとCOVID-19感染者の約10~20%に罹患後症状が発生するとしています。
【後遺症を予防するには?】
後遺症を予防するには、新型コロナに感染しないことが最も重要です。
手洗いなど手指衛生をしっかり行う、こまめな換気、人が密集する場所でマスクを着用するなどの基本的な感染対策をとることが大切です。
【後遺症の治療方法は?】
罹患後症状の多くは、時間経過とともに改善することが多く、その過程で、各症状に応じた対症療法を受けることができます。
当院では漢方薬での治療を主に行います。
【コロナ後遺症かもと思ったら】
後遺症だとは思わずに見過ごされているケース、または逆に、別の病気が原因なのに新型コロナの影響だと思ってしまうケースもあるため自己判断せず早めにかかりつけ医に相談しましょう。
当院はコロナ後遺症の患者様を診療しています。(※完全予約制のため事前予約が必要です。またオンライン診療も可能です。)
コロナ罹患後の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。
ちぐさ内科クリニック覚王山
内科/美容内科/美容皮膚科
内科医 美容皮膚科医 近藤千種
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ちぐさクリニック覚王山
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