教えて千種先生!警報発令中!大流行中!手足口病って大人もかかる?|千種区の内科・美容皮膚科|ちぐさ内科クリニック覚王山

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教えて千種先生!警報発令中!大流行中!手足口病って大人もかかる?

手足口病

みなさん、こんにちは🌞

全国的に梅雨に突入しましたね。過ごしにくい季節ですが、水分摂取・睡眠・室内の温度湿度等に留意して体調崩さないようにしていきましょう。

さて、今回は現在全国的に大流行中の手足口病について解説します。

【手足口病警報発令中!】

本日現在愛知県にて手足口病警報が発令されています。

これは県内の小児科を標榜する医療機関182箇所を定点として行っている各種感染症の発動の調査において610日から616日までの愛知県全体の一定点医療機関あたりの手足口病の報告数が国立感染症研究所が定める「5」を上回っているため発令されたものです。

【手足口病って?】

手足口病は手のひら、足の裏、口の中に水疱性の発疹ができることが特徴のウイルス感染症です。

5歳未満の子どもで発症しやすく、6月~8月の夏に流行します。

 

【原因は?どうやって感染する?】

病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。

感染した人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスの付着した人の手やものなどを触ったりしてうつる接触感染、便に潜むウイルスが手や指に付着して口などを触ることによる糞口感染があります。

【どんな症状?】

感染してから35日後に、手のひら、足の裏、口の中などに23mmの水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことはあまりありません。ほとんどは、37日間のうちに治ります。

 

【治療方法は?】

手足口病にはワクチンも特効薬もありません。
症状に合わせて鎮痛解熱薬で痛みを和らげたり脱水症状や皮膚症状の悪化を起こさないように対症療法を行います。

まれに無菌性髄膜炎や小脳失調症、脳炎、心筋炎、急性弛緩性麻痺、神経原性肺水腫など、さまざまな合併症を起こすこともあるので、重症化しないように注意が必要です。

 

【予防するには?】

・接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすること

流水と石けんで十分に行いましょう。また、タオルの共用はNGです。

・排泄物を適切に処理すること

特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、その後しっかりと手洗いをしましょう。

 

【大人もかかる?】

大人もかかります。

手足口病が子どもから親へ感染した場合に、親のほうが重症化するケースも。

大人の手足口病は手足の痛みや、のどの痛みなど子供より強く症状が出やすい傾向にあります。

 

 

【まとめ】

・流行中の手足口病は大人でも感染する

・大人が感染すると重症化するケースも

・予防のためには適切な手洗いを

重症化や感染予防の観点からもなるべくはやく医療機関に受診して適切な診断を受けることが大切です。

手足口病かもと思った方はお早めにご相談ください。


ちぐさ内科クリニック覚王山 
内科/美容内科/美容皮膚科

内科医 美容皮膚科医 近藤千種



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