【教えて!千種先生】なんとかしたい!脇汗 〜治療方法は?保険は使える?|千種区の内科・美容皮膚科|ちぐさ内科クリニック覚王山

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【教えて!千種先生】なんとかしたい!脇汗 〜治療方法は?保険は使える?


みなさん、こんにちは。

長雨の季節が近づいてきましたね。

天気予報によれば向こう2週間は曇りや雨の日でも、25℃を超える日が多く、蒸し暑い時期が到来しそうです。

これからのシーズン、脇汗でお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は腋窩多汗症の治療薬や治療法についてまとめてみました。


🔴汗ってどこから出てくるの?

汗は汗腺という汗を分泌する器官より出てきます。汗腺には全身に分布するエクリン腺と脇や乳輪、外陰部などに分布するアポクリン腺の2種類があります。

エクリン腺から分泌された汗は無臭ですが、アポクリン腺から分泌された汗には脂肪酸が含まれており、それが皮膚に存在する常在菌により分解され、体臭となります。



🔴腋窩多汗症とは

腋窩多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて、通常よりも多く脇汗をかいてしまうことで日常生活に支障をきたす疾患です。

このうち明らかな原因が存在しない脇の多汗症を「原発性腋窩多汗症」といいます。

日本人の有病率は5.8%で、日常生活に頻繁に支障をきたす重度の患者さんは全国に220万人以上いると推定されています。

* Fujimoto T et al: Epidemiological study and considerations of primary focal hyperhidrosis in Japan: From questionnaire analysis. J Dermatol, 40(11): 886-890, 2013




🔴原発性腋窩多汗症の診断基準
原因不明の過剰な脇汗が6か月以上持続していることに加え、以下の6項目中2項目以上を満たす場合に原発性液化多汗症と診断します。

1)最初に症状が出たのが25歳以下であること
2)左右同じように発汗がみられること
3)睡眠中は脇汗が止まっていること
4)1週間に1回以上過剰な脇汗のエピソードがある
5)家族にも同じ病気の人がいる
6)それらによって日常生活に支障を来たしている




🔴治療方法①外用療法(塗り薬)

保険適用あり

汗腺に作用し交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックして、過剰な発汗を抑えます。

エクロックゲル:日本初の保険適応の原発性腋窩多汗症用の外用薬です。1日1回両脇にゲルを塗布します。

ラピフォートワイプ:エクロックゲルに次いで2番目に保険適用された原発性腋窩多汗症用の外用薬です。ラピフォートワイプは1日1回両脇にシートで塗布します。シートが使い切りのため衛生的です。


原発性腋窩多汗症治療法

🔴治療方法②注射療法(ボトックス)

保険適用あり(重度のみ)

脇に薬を注射して、交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックして、過剰な発汗を抑えます。 効果を持続させるために、年1~2回を目安に注射を受ける必要があります。

重症度の診断基準は

①まったく気にならず、日常生活にまったく支障がない

②耐えられるが、日常生活にときどき支障を感じる

③ほとんど耐えられず、日常生活に頻繁に支障を感じる

④まったく耐えられず、日常生活に常に支障を感じる

上記4段階の③または④の方は重症の可能性があります




🔴治療方法③手術やレーザー療法

一部保険適用あり

外科的手術:交感神経を切断する手術が一般的。

代償性発汗(脇以外からの汗が増える)を高確率で発症するため、重症かつ他の方法では治療効果が見られない時に選択されます。

自費診療

レーザー療法:マイクロ波を照射して汗腺を焼き、凝固する治療法



🔴気になる費用は?

治療方法

通院頻度

費用

外用療法(保険診療)

1~2ヶ月に1回

2,0003,000円程度(3割負担の場合)

注射療法(保険診療)

46ヵ月程度効果が持続

22,000円程度(3割負担の場合)

注射療法(自費診療)

46ヵ月程度効果が持続

韓国製:28,600円 (当院)  
アラガン社製:57,200円(当院)

※通院頻度は症状や治療方針、経過によって変わる可能性があります。

※上記金額はあくまで目安です。治療内容によって金額は異なる場合があります。




🔴まとめ

・原因不明の脇の多汗症を原発性腋窩多汗症といい重症度次第で保険が使える治療方法がある

・塗り薬は1日1回の使用で脇汗の量を減らすことが期待できる

・注射療法(ボトックス)は効果持続が4~6ヶ月と長く、1シーズンに1~2回の治療で脇汗を減らすことが期待できる

・重症度は診察時に診断される

脇汗でお悩みの方は、保険適応で治療できる可能性がありますので、

ぜひお気軽にちぐさ内科クリニック覚王山までご相談ください。


ちぐさ内科クリニック覚王山 
内科/美容内科/美容皮膚科

内科医 美容皮膚科医 近藤千種



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