花粉症対策2024|千種区の内科・美容皮膚科|ちぐさ内科クリニック覚王山

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花粉症対策2024

日本人のアレルギー性鼻炎の有病率は年々増加し、この20年で1.5倍の49%、花粉症は約2.5倍の39パーセントにも。 いまや花粉症は国民病といわれる病気です。

まもなく3月!
いよいよ東海地方でもスギ花粉の飛散量がピークを迎えようとしています。
そこで今からでもできる花粉症対策についてまとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。

【2024年の花粉の飛散時期や量は?】

2024年のスギ花粉のピークは名古屋では3月上旬ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬となりそうです。
また、2024年春のスギやヒノキの花粉数は東北北部と東海地方で2023年春より多くなりますが、その他の地方は2023年春より少なくなるようです。特に北陸地方や中国地方、四国地方、近畿地方の一部では2023年の50%以下になる地域が多くなるそうです。
これは2023年春の花粉数が非常に多くなったためで、例年と比較すると飛散量が少なくなる地方が多いようなのですが、北海道を除く60地点のうち、シーズンあたり2,000個/㎠未満は4地点だけで、およそ80%の地域が3,000個/㎠を超えるとのこと。統計的には花粉数が2,000個/㎠を超えると多くの花粉症患者が発症し、重症になる人も多いことが知られており今年も油断は禁物です。


【花粉症の初期療法とは】
毎年このシーズンになると辛い症状に対して薬を飲んだり、点鼻薬や点眼薬を使用したりしてなんとか耐えておられる方が多いと思いますが、スギ花粉は少しの花粉でも反応が出る方が多いため、花粉飛散開始前から治療を始める「初期療法」が認められています。

花粉症の初期療法とは
花粉飛散開始のタイミングを考慮して症状が悪化する前から(花粉飛散予測日の2週間くらい前から)薬物療法を開始する方法。


初期療法が有効な理由の一つとして、抗アレルギー薬は「効果が出始めるまでに時間がかかる」ということがあります。花粉症治療に用いる抗アレルギー剤は、個人差はありますが効果が出始めるのに飲み始めから1週間~2週間くらいかかります。
症状がしっかり出てしまってから内服を開始してもすぐには効かないというわけです。

症状もないのに病院を受診して薬を飲むのに抵抗がある方も多いと思いますが、初期療法はエビデンスが確立された正しい治療法です。どうせ飲まなくてはならないお薬を少しだけ早く飲み始めるシンプルな方法ともいえます。



「でも、もうすぐ3月。ここまで受診できなかったけど、すでに花粉も飛散しているし時期的にもう遅いのでは?」
というあなた。
花粉症の症状が本格的に起こる前で軽い症状のうちであれば初期治療の効果はあります!
できるだけ早めに抗ヒスタミン薬の内服を始めることが重要です。


【眠くなりにくい抗ヒスタミン薬】



     眠くなりにくいお薬もたくさんあります。仕事や勉強のパフォーマンスを落としたくない方、日常的にハンドルを握る必要性のある方はぜひご相談ください。

当院でよく処方する眠くなりにくい抗ヒスタミン薬
(以下の薬の添付文書には自動車の運転等の注意の記載がありません)
①アレグラ 1日2回服用

②デザレックス 1日1回服用
③クラリチン 1日1回服用
④ビラノア 1日1回服用 (ただし空腹時)


【点鼻薬や点眼薬も有効】

点鼻薬は鼻粘膜への局所投与なので、眠くならない特徴があります。
抗ヒスタミン薬とステロイド点鼻薬を同時に用いると効果的です。
点眼薬もコンタクトレンズをしていても使いやすいものや1日2回のものもあります。

また、抗ヒスタミン薬の眠気が心配な方には漢方薬という選択肢もあります。

当院で花粉症の方によく処方する漢方薬
①小青竜湯 水のような鼻汁症状に効果的
②葛根湯加川芎辛夷 鼻閉感が強い鼻症状に効果的
③辛夷清肺湯 鼻粘膜の乾燥や鼻詰まり症状に効果的


【注射薬という選択肢も】



内服薬だけでは効果が不十分な方には注射薬という選択肢もあります。

ヒスタグロビン注射
非特異的減感作療法。スギ花粉だけでなくすべてのアレルギー疾患から体質を改善する治療薬。
週1~2回のヒスタグロビンの皮下注射を行い、3週間を1クールとします。最初の1クールで効果があまり得られない方は必要に応じて2クール目の治療を行います。

ゾレア皮下注
もともとは気管支喘息や慢性蕁麻疹の治療薬。
2020年より新たな対象としてスギ花粉症が承認されました。
2~4週間に1回、皮下注射する治療法です。

[ゾレアを使用するための条件]
🔴重症又は最重症のスギ花粉症
🔴スギ花粉症のアレルギー検査(血液検査)でスギ特異的IgE抗体がクラス3以上
🔴スギ花粉症の治療(抗ヒスタミン薬など)を1週間以上行っても効果不十分であった方
🔴12歳以上で、血中総IgE濃度が30~1,500IU/mL、体重が20~150kgの範囲にある

[ゾレアの治療費について]
ゾレアは大変効果が高い治療薬ですが、薬価は75mgで14,812円、150mgで29,147円(2020年9月時点)と非常に高価です。例えば投与量が150mg、投与間隔が4週間毎と決まった場合、1カ月の薬剤費は8,744円(自己負担3割の場合)となります。
窓口での支払い金額(自己負担額)が、高額療養費制度で年齢や所得に応じて定められた自己負担限度額を超えた場合は、払い戻しの対象となります。
▼ゾレアの治療費について詳しくはこちら
https://www.okusuri.novartis.co.jp/xolair/pollinosis/medical-expenses/xolair


【花粉症対策まとめ】


・出遅れてしまった人も早めの治療開始を!
・眠くなりにくい薬剤も選択できます。
・点鼻薬や点眼薬の併用は有効!
・注射薬という選択肢もあります。

症状や重症度、ライフスタイルにあった治療方法を提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
花粉症の辛い症状でお悩みの方のご受診をお待ちしています。

ちぐさ内科クリニック覚王山 
内科/美容内科/美容皮膚科

内科医 近藤千種



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