
男性:M型
(生え際後退タイプ)
- 処方箋例:フィナステリド 1mg + 外用ミノキシジル 15%
- M型は「男性ホルモンの影響を強く受けやすい」生え際の後退が特徴。
フィナステリドでDHTを抑えて“守り”、ミノキシジル外用で“攻め”るシンプルで効果的な基本プランです。
特に初期〜中等度のM型脱毛の方に推奨されています。

男性:U型
(広範囲な進行タイプ)
- 処方箋例:デュタステリド 0.5mg +
内服ミノキシジル 5mg + 外用ミノキシジル 15% - U型はM+O型の複合進行タイプ。進行度が強いため、デュタステリドでDHTをより広く強力に抑制し、内服と外用のWミノキシジルで発毛を徹底サポートします。
効果をしっかり実感したい方、進行が強めの方に向いた積極的な治療パターンです。

男性:進行しているけど副作用が気になる方へ
- 処方箋例:フィナステリド 1.0mg(通常量)
+ 内服ミノキシジル 2.5mg(低用量) - **「進行しているけど、副作用が不安で治療をためらっていた」**という方にも取り入れやすい、発毛促進薬(ミノキシジル)を低用量から始められる治療パターンです。
フィナステリドはAGA治療の基本薬として、標準量(1.0mg)を使用しますが、ミノキシジルは2.5mgと控えめな量でのスタートにより、動悸や血圧変動などの副作用リスクを抑えながら発毛を促します。
治療の経過を見ながら、必要に応じて内服量や治療内容の見直しを行っていきますので、「まずは無理なく始めたい」という方にもおすすめの安心プランです。

女性:軽度の薄毛・初期のFAGA
- 処方箋例:外用ミノキシジル 2% + ルグゼバイブ
- ミノキシジル2%外用は、日本皮膚科学会でも推奨度AのFAGA治療薬。
内服に抵抗がある方や軽度の薄毛の方に、安心して始められる治療です。
ルグゼバイブは女性向けのサプリメントで、鉄・ビタミン・イソフラボンなどが髪の健康を内側からサポートします。

女性:積極的に治療したい方向け
- 処方箋例:内服ミノキシジル 2.5mg +
外用ミノキシジル 2% + ルグゼバイブ - 外用だけで効果が実感しづらい場合や、進行が気になる方に向けて、内服+外用のダブルミノキシジルに、栄養サポートを加えたフルプランです。
効果をしっかり実感したい方、結婚・出産前後などで気になる方にも選ばれています。
(※内服ミノキシジルはガイドライン上非推奨のため、医師が慎重に判断します)
治療期間について
AGA治療は、始めてすぐに結果が出るものではありません。
発毛効果をしっかり実感するためには、まず6ヶ月は治療を継続することが大切です。
AGAになると、本来2〜6年あった髪のヘアサイクルが、わずか1年未満に短縮されてしまいます。
このため、髪の毛が太く長く成長する前に抜けてしまい、薄毛が進行していきます。
治療の目的は、単に髪が「生える」ことではなく、ご本人が“生えてきた!”“見た目が変わってきた!”と実感できること。
そのためには、毛根の働きを整え、育つ準備が整うまでに少し時間が必要です。
「発毛の手ごたえ」を感じるためにも、最低6ヶ月間の継続治療をおすすめしています。